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(知ってるよ。あのピンクのライトが光ってるお店でしょ? 猫ちゃんは、そこのお店のペットなの?)
菜々は、これから何を言われるのか、内心びくびくしながらも素直に答える。
『そうか、それは良かった。 ところでその【猫ちゃん】ていうのは止めてもらえないかな。 ちゃんと【ステラ】って名前があるんだ。それに僕はペットじゃない相棒なんだ』
猫は自慢気に言う。
菜々は、猫の言いたいことを察して語りかける。
(じゃあ、ステラちゃん。お店まで連れて行ってあげればいい?)
『よく分かってるじゃない。それじゃあ、頼むよ。それと【ちゃん】付けは止めて。むず痒くなる』
菜々は、自分に今起きていることを夢かと半分、疑いつつも、頼まれたとおりに【ゆめ屋】という占いの店まで猫を送ってあげることにした。
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