七つの子

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. 〜〜〜〜〜  知れば知るほど気持ちが重苦しくなっていき、わたしはたまらずパソコンの電源を落とした。  希望的観測がないわけではなかったけど、それもほんのひと握りで、大抵の発達障害者は生きづらい境遇に悩んでいるらしい。  やがて大人になり、仕事をするようになっても、人並みな事をこなすためには薬剤の習慣的投与が必要らしく、それは当然人体への悪影響があるもので、長生きするのは難しいとか。  菜々がそうだと、まだ決まったわけではなかった。それでもわたしは僅かな希望を、抱く、というよりは、菜々に無理矢理ぶつけていたように思う。 「菜々、オモチャで遊んだらちゃんとおかたずけしなさいって、何回も言ったよね!? なんでママの言うことが聞けないの!」 「菜々、ご飯だって言ってるでしょ! 呼んだらすぐに来なさい!」 「菜々、メソメソ泣いてちゃわからないでしょ! 何でみんなと一緒に給食食べれないの!」  わたしのしつけが悪かったのなら、それで菜々が他の子と同じようになれるのなら、今からでも出来る限り正していきたかった。  けれども菜々は相変わらずの状態で、むしろ今まで以上に泣いてばかりで、ますますわたしは焦燥に駆られていった。  彼女が泣く理由は、やっぱり理解できないものが多く、特に夕方から夜にかけて一人でぬいぐるみを抱きしめ、部屋の隅でしゃくり上げている時が度々ある。  つい数時間前までは、アニメを観ながらノリノリで主題歌を口づさんでいたにも関わらず、だ。  こんな時の彼女は、何が悲しいのかといくら聞いても、「わかんない」の一点張り。しまいには自分の感情を言葉に出来ない苛立ちからか、癇癪を起こしたように大泣きして、手がつけられなくなるのだ。  正直、泣きたいのはわたしのほうだった。 .
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