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「なーにがはへだバカタレ!!お前また遅刻だぞ!!」
「わ!」
げー!!
目の前には生徒指導の赤センこと赤坂先生が仁王立ちし俺を睨む。
「あー…ウィーッス!!」
「おはようございますだろうが!!だいたい時間を守るって言うのはな…」
「へいへい、さーせんした〜」
赤センの長ーい説教からそっと逃げ自転車を駐輪場において校舎に入る。
そのとき向こうにいる赤センはなぜか泣いているように見えた。
あーさすがに態度がすぎたかな。
俺っち反省。
でもこの時俺はある異変に気がついた。
「俺の教室…どこ…?俺何年何組だっけ…?」
俺はなぜか自分のクラスと教室の場所がわからなくなっていた。
「俺のクラスは…あ、そうか、確か4年1組」
去年は3年生だったので今年は4年生、クラスは1組だったはずなので4年1組、これで間違いないはずだ。
そして早速教室に向かおうとするも
「あれー、4年1組の教室ってどこだっけ…」
これは本格的に頭おかしくなったか?と軽くパニックになる。
そんな時、どこからか視線を感じた。
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