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「それよか、ジジ…すごい寝癖だな(笑)」
「ふぇ…? そうかな~?テヘ//」
「シャワーしてきたら?」
「うん、分かった~!ユノも一緒に入る?」
「ぇ//いや、いい!!大丈夫!ジジ一人で入って!」
「ちぇ~…」
ジェジュンは一人で浴室に入っていった。
「…遅いな。」
ところが待てど暮らせど、中々出てこない。
そろ~っと脱衣所から声を掛ける
「お~い、ジジまだか?」
「…」
返事がない…
まさか!倒れてるんじゃ?!
俺は、恐る恐る浴室のドアを開けた
「…え?」
「ニャー…」
そこにいたのは、昨日拾ってきた猫がいた。
「一体これは…?」
何度も目を擦る。
「ニャー…ニャー…」
さっきまで確かにジェジュンがいたはず…
「ジジ… 俺は、夢でも見てたのか?」
猫を抱き上げ話しかける
「ニャー…」
バスタオルでジジを繰るむと浴室を出た。
こんなことなら、一緒に風呂に入るんだった…
タオルで良く拭いてやると、俺はキャットフードを買いにコンビニへ走った。
「ごめんな、ジジ。俺は学校だからいい子で待っててくれな?」
子猫の頭を撫で、キャットフードと水を台所の角に置き家を出た。
いくらジェジュンに会いたかったからって…俺、どうかしてるよな?
講義を受けるも、ぼんやりと考え事をしていた。
ーでも、あの温もりは確かに…
やっぱ、夢じゃないのかも?いや、でも現実的に考えてありえない話だよな…俺やっぱ、頭イカれたか?
「何ブツブツ言ってんの?」
「ヒョン! …あのさ…もし昔死んだ人が、他の動物で自分の前に現れたらどう?」
「はぁ?お前、変なテレビ見すぎ!!ありえないって(笑)それよか、ちゃんと仕事する!」
「そう…だよなぁ…」
バイト中も仕事が中々捗らなかった
やっぱ、あれは夢だったんだ。自分にそう言い聞かせて帰宅した
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