晴れ男

1/1
前へ
/14ページ
次へ

晴れ男

雲の切れ間から 差し込む光に深く息を吸った 歪んだ影が燻り立ち 見透かされて涙あふるる つまづきを誰かのせいにして 逃げるばかりの昨日から 歩き出すための靴紐は結び直した ずっと忘れていた 不出来な自分を許すこと このままでいいんだって 飾らなくてもいいんだって 言われてもいないのに 気づかせた人 何をしてもしていなくても 時計の針は進むんだ ならば立ち止まるな 誰も知らない 未来(さき)だけを見て 虹が立つ空 風の中に声が聞こえた気がした 曲がりくねる道の先から 手招き呼ぶのは照らす人 ひとり泣くのは終わりにしよう 私は私であること 生まれ変われる確かな予感は聡明で ずっと探していた 頑なな思いを解く鍵 このままでいいんだって 無理しなくていいんだって 抱きしめるように そう諭す人 何もなくてもあったとしても 時計の砂は落ちるんだ ならば振り返るな 未だ見えない 未来(あす)を目指して ➖恋心というよりは、リスペクトを書きたかったんだけど、語彙の少なさにがびーーん💦➖
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加