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心をふるわされた行動
私は職業上、人を看取る事には慣れている。
それこそ、素手で、最後を看取る事もあった。
しかし、私は、動物の死。特に自分で、一緒に過ごしている動物以外の死骸に触れる事が出来ない。
ある日の晩。その頃は、一人暮らしにまだ少し不慣れだったころ。
私には2つ下に妹がいる。その妹からこんな電話が掛かってきた。
妹「お姉ちゃん。今さ、動物病院に。居るんだ。」
私「え?何で?」
この頃、妹も、高校を出て全寮制の専門学校にいた。
妹「学校帰りにさあ。犬が轢かれていてさあ。見たら、チワワ!びっくりしたよ!?で。近くにたまたま動物病院あったから連れて行ったんだ!」
私「ウソだあ。んな訳ない。」
妹「本当なんだよ!でね。先生がさあ。あらあら。どうしました?ってゆうから、轢かれてましたとゆったんだ。」
先生「君の犬じゃないの?」
妹「そうなんです。助かりますか?」
先生「分からない。けど、治療するとお金かかるよ?いい?」
妹「大丈夫。助かるなら助けてあげたいから」
先生「分かった。」
この後、治療にあたる。
会計の際に。
先生「お金いいよ。要らないよ。だって君の犬じゃないし。助けるのが僕の仕事」
妹「駄目ですよ!払います。」
先生「君。学生だろ?早く帰りな。」
結局、払わず帰らされた。
ただ、奇跡だった。助かったし。
なんとその後!飼い主さんが現れた!?
奇跡としかないのと。
命に対してこんな行動が出来る妹の行動に、かなり泣けたんだ。
おわり。
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