「じゃあさ、今度来る?」

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彼、諒が玄関で待っていた。 「はい、後はお願いします」 「えっ…ちょっと…」 「コレ、この人の荷物。お手数おかけしますが、よろしく…」 りっちゃんが私と鍵を彼に渡し、切れ長眼鏡は私が買わせた荷物の数々を渡した。 私は彼を見るなり一瞬で、ほろ酔い気分から冷めてしまった。 二人は待たせていたタクシーに乗り、帰ってしまい、私達は玄関に立ち尽くす。 ガチャリと彼が鍵を開けると、自分の家のように入って行く彼。 何か不機嫌そうな顔……? 「ねぇ、百合子…やっぱり、高校生となんかいるより、あの人達と居た方が楽しい?」 いつになく真剣な眼差しで、座らない内に聞いてきた。 「今日は色々あって…その…久しぶりにお酒飲んで来た」 …てゆーか、アンタのせいじゃん。 彼女と居たくせに何で今もココに来るの? 自分こそ、高校生が良いんじゃないの? アンタのせいでモヤモヤが消えなくて、つい飲み過ぎたんだってば! 「答えになってないって…それより、百合子は俺には頬っぺたにもキスしてくれない…」 りっちゃんに勢いあまってしたのが見られていたのか……。 何をイジけてるの? 私はアンタの何? 「…ねぇ、私はアンタの何なのよっ!?友達?近所のお姉さん?…それとも…」
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