誰にも教えてアゲナイ!

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何とか飲み込んだようで、お茶を一気飲み。 「あ、食べれた!ブロッコリー食べれたよ、百合子っ」 「良かったね、これからも頑張ってね」 子供みたいに喜ぶ彼に私は思わず笑顔がこぼれる。 「意外にコレなら全部食べれるかな?」 「あははっ、無理せずにゆっくり慣らしたら?」 「うんっ、そうしようかな〜っ?残りは百合子にあげるねっ」 助け船を出したら、良かった〜とばかりに、あっさり敗退。 しょうがないから残りは食べるか…。 「百合子、少し食べたからご褒美ちょうだいっ」 「何よ、ご褒美って?」 彼と出会って、早三ヶ月。 ブロッコリーを付き合う条件として上げたけど、今日やっと少しだけ食べた彼。 頑張ったご褒美ねぇ…。 まぁ、付き合うのは、ほど遠いけど…。 「今日は百合子と一緒に寝るっ」 「嫌っ!付き合ってもないのに嫌っ!」 「じゃあ、18になったら結婚してっ。俺、働くし、家事もするから」 結婚? そりゃ、私もいつかはしたいけど。 本気…かもしれないけど、高校生の気の迷いかもしれないし…、 今すぐ決められる訳じゃないし… 嫌いじゃないけど(今は好きだけど)、まだ考えられないよ。 付き合ってもいないんだし…ねぇ。
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