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「百合子、これからは毎日、マリア寝かしに行くわ…」
やっぱり心配だよね、毎日寝かしつけてたんだしね。
「うん、そうしてあげて。てゆーか、家に戻ったら?」
「それは嫌っ!これからは男を磨くから、俺頑張るからっ、ここに居たい…」
純な誓いと真っ直ぐな瞳、好きだよ。
「ふふっ、分かったよ。その前にブロッコリー克服しなくちゃっ」
「その事だけど…単に俺が百合子よりも大人になればいいだけじゃんっ♪
そのうち、ブロッコリーなんか食べなくたって、いい男になって、百合子から”付き合って”って言わせるからっ!待ってて!!」
凄い自信だなぁ、…でも、期待してるよ。
「諒が大人になるのと、龍君がブロッコリーを泣かないで食べれる日とどっちが早いかなぁ?」
ちょっと意地悪言ってみたりして?
「うっ…いーのっ、龍は!俺だって、ブロッコリー食べれる大人の男になるんだからっ」
「はいはい…」
「百合子、聞いてるの?」
「うん、聞いてるよ」
チュッと軽く触れるだけのキスを落としてみると、真っ赤な彼。
まだまだ純情が抜ける様子はなく、私だけが知っている事実。
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