第1話……丘の上に

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丘の上に(4) ※ 「結構重たいもの、持ったでしょう」 恨めしそうに言う悠斗(はると)くん。 包帯が黒ずんでるから責められてる。 招かれたのはベッドの上じゃなくて、寝室にあるソファの上。 ローテーブルに消毒や包帯が置いてある。 交換してくれるつもりらしい。 「いや、そんなには持ってないよ。たまたま手をついたところがホコリがついてて汚れただけ」 くるくると包帯を外されて、大きな医療用の絆創膏みたいなビッタリ貼られたシートを見て、更に顔を(しか)められた。 手のひらの真ん中に血が滲んでるから。 「ほら、血が出てますよ?」 「……あれ?……そう、だっけ?」 「嘘つき」 「大丈夫だよ、痛くなかったし。…っつ。痛いって」 少しじくじくする痛みは、絆創膏を剥がすとしっかりした痛みで。 脈と同じリズムで痛みが広がる。 消毒して新しいシートを貼ってくれた。 「もう包帯は要らないって」 「じゃ、テーピングだけ」 「うん。あんまりきつくしないでね」 「分かりました」 肌色のテーピングをして貰った。 うん、いい感じ。 手をグーパーしてたら、動かすなと怒られた。 そのまま手をとられ。 ベッドに連れてかれた。 「左手、頭の上にあげといて」 そんなことを囁かれて、赤面する。 唇を重ねられ、こじ開けられた口の中に、ねっとりと舌が入ってきた。 イヤなしつこさじゃない。 うん、キス、気持ちいい。 左手が、ピクっと反応する。 パジャマ代わりの短パンが脱がされる。 脱がされるついでとばかりに、俺の前にあるモノを掠めていく手。 ズルい手だ。 そんなことされると反応するじゃん。 それでふと悠斗(はると)くんを覗くと、比ではないくらいにギチギチと大きくなってる。 「俺より悠斗(はると)くんの……しようか?」 ちょっと押し退けて、悠斗(はると)くんを右手で押し倒した。 抵抗はなく、ふわっと横になる悠斗(はると)くんのズボンとパンツを右手だけでズラして、出てきたモノに吸い付いた。 目いっぱい口を開けたのに、飲み込めない。 舌でザリザリされると気持ちいいのか、ビクッと腰が揺れた。 なんか今夜は反応が早いから嬉しい。 俺の奉仕なんて、いつもは全然効いてないよね。 なんで今夜はこんなに敏感なんだろう。 少し気になって悠斗(はると)くんの顔を見上げたら、咥えてたモノが更にグググンと大きくなったんだけど。 顎が……痛いんだけど。 どうすりゃいいのよ。 頑張って先だけ咥えてたけど、それも無理矢理引き剥がされて、身体をひっくり返された。 左手上げてるから相当間抜けなんだけど。 •*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚ https://estar.jp/page/info/congratulations/star/25710592?star=200 ✩.*˚初日からスターをありがとうございます。 yow
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