プロローグ–いずれつながる仲間たち Fuma girl goes to the electronic world–

1/3
前へ
/19ページ
次へ

プロローグ–いずれつながる仲間たち Fuma girl goes to the electronic world–

「ッてな訳で、これから部屋に籠もるから!そーゆー事でヨロシク!お兄ちゃん!」 「お前なぁ………………今の時期一番キツいんだぞ?“お国”の連中からも馬鹿みたいに依頼が来てるし兄貴も出てこないしで…………………お前後で覚えてろよ?」 「んふふ、怖いなーお兄ちゃんは!後でちゃんと手伝うからさ!」 「マジでちゃんとやれよ?俺これから出てくるからさ」 「ほいほーい、いってらっしゃーい!」 都内某所の、和風屋敷。 そこに住むは、古来より続く忍一族の末裔達。 彼女の名は、風間小町(かざまこまち)。 風魔一家の薬学担当にして、忍が古来より用いる、超常の如き力を意のままに操る術、忍術(にんじゅつ)を科学で解明して運用する天才。 ──────そう、彼らは忍者なのだ。 ………………だから、目の前でぶっ飛んだことが起こったところで、彼らは動じない。何故なら、それが日常だから! ……………………例え目の前で兄の身長が縮んだとしても! ……………………………例え兄の体つきが女性のソレになったとしても! ……………………………………例え兄の髪がいきなり長くなったとしても! ……………………………………………例え兄が女性のような顔つきに成っていたとしても! ………………………………………………………例え、兄の胸が急速に膨らんでいたとしてもッッッッ!日常だから!日常茶飯事だから!むしろ、そうであってほしい!そうじゃなきゃ耐えられない! 「行ってきまーす」
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加