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プロローグ–いずれつながる仲間たち Fuma girl goes to the electronic world–
「ッてな訳で、これから部屋に籠もるから!そーゆー事でヨロシク!お兄ちゃん!」
「お前なぁ………………今の時期一番キツいんだぞ?“お国”の連中からも馬鹿みたいに依頼が来てるし兄貴も出てこないしで…………………お前後で覚えてろよ?」
「んふふ、怖いなーお兄ちゃんは!後でちゃんと手伝うからさ!」
「マジでちゃんとやれよ?俺これから出てくるからさ」
「ほいほーい、いってらっしゃーい!」
都内某所の、和風屋敷。
そこに住むは、古来より続く忍一族の末裔達。
彼女の名は、風間小町(かざまこまち)。
風魔一家の薬学担当にして、忍が古来より用いる、超常の如き力を意のままに操る術、忍術(にんじゅつ)を科学で解明して運用する天才。
──────そう、彼らは忍者なのだ。
………………だから、目の前でぶっ飛んだことが起こったところで、彼らは動じない。何故なら、それが日常だから!
……………………例え目の前で兄の身長が縮んだとしても!
……………………………例え兄の体つきが女性のソレになったとしても!
……………………………………例え兄の髪がいきなり長くなったとしても!
……………………………………………例え兄が女性のような顔つきに成っていたとしても!
………………………………………………………例え、兄の胸が急速に膨らんでいたとしてもッッッッ!日常だから!日常茶飯事だから!むしろ、そうであってほしい!そうじゃなきゃ耐えられない!
「行ってきまーす」
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