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兄が│女│性│の《・》│声│で《・》右足を後ろ側に回し、少し力を入れたかと思うと、そのまま│真│上│へ《・》│ス《・》│ッ《・》│飛│ん《・》で│《・》っ│《・》│た《・》。
彼女は、もうあの兄何でもアリだなとか考えながら自室に戻り、机の上に置いてあったヘルメット型の器具を手に取った。
それは女子の部屋には似つかわしくないほどにゴツゴツとしており、黒と白のコントラストが、思わず『美しい』とまで思ってしまう程のソレを、彼女は被った。
あごの部分のロックパーツをつけ、目元のバイザーを下ろす。
ヘルメットに付いていたコンセントを差し込み、有線ネットのケーブルを、机の下にあった黒い箱に接続する。
「さーてと、いよいよだねぇ……」
そう言った彼女は、机の上にある資料を撫でる。
そこには、Miraclas Dream Universe 調査結果と書かれた紙束が置いてあった。
「お兄ちゃんは心配するだろうけど………まあ、何とかなるっしょ!」
彼女は、時計を見ると、黒い箱についていた電源ボタンを押し、クルリと方向転換。
彼女はベッドに横になった。
─────その時、机の上に置いてあった資料の内の一枚が床に落ちた。
そこに書いてあった物は───────
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