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息子が髪を切り終わるのを待つ。
もう満席に近い。従業員を見て過ごしていた。
若いおしゃれな子が沢山いた。名前と顔が一致しない。
わかっていたのは店長の橘さんと副店長の崎田さんだけだ。
橘さんは黒のサラサラのロングヘアーで美人で背も高めで
パンツスーツが良く似合っていた。
崎田さんは茶色の猫っ毛緩いパーマで柔らかそうな体流行りの服を着こなしてるのかワイドのスカートやパンツを着こなしていた。
2人は素人から見ても腕がいい。
「父さん終わったよ!」
息子を見たらお洒落な髪に変身していた。
「かっこいいなそれ」
「あ、うんエリートサラリーマン風にしてくれって頼んだ。」
「……」
「なに?」
「いやなんでもない。挨拶まわりだ行くぞ。」
店長の橘さんに会釈で挨拶。チラッと崎田さんも確認。
彼女は男性客を対応していて私には気がつかなかった。
モヤモヤした。
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