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もう一つ飛鳥の貿易会社だ。
名ばかりの赤字の会社。私の援助がなきゃ潰れてしまう。
自分の会社の取引をなんとかうまく使い上向いてはいたが
悩む事ばかりだった。優秀な経営コンサルトを入れて対処していくしかなかった。自分の会社もある。
悩みは尽きなかった。でもこれは自分の撒いた種。
きっとうまく乗り切れる。飛鳥の親戚達のもらい過ぎてる年棒のカット。恨まれるだろう。
しかし私が手を引いたら会社は終わる。
飛鳥の会社の帰り道に2号店があった。
立ち寄る事にした。
運転手さんには帰ってもらった。
「お疲れ様です、崎田さん。」
「あ!社長お疲れ様です。あれ?疲れてますね?」
「え!?いや気になって近々オープンだろう?」
「あ、はい。来週の月曜日からですね。」
「そうか。素敵な内装だね癒される。」
木目に緑が沢山白を取り入れていた。
「ふふ、ありがとうございます。私の趣味に走りました」
「とてもいい。気に入ったよ。」
「社長は気に掛けてばかりですね?」
「え?そうかい?」
「顔疲れが溜まってるってかいてますよ?時間ありますか?」
「あ、うん、もう運転手さんにも帰らせたよ。」
「こちらに掛けてください。ちょっと練習させて下さい。」
「ああ。いいよ。」
案内されて席についた。
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