鬼の目にも涙

6/30

15人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
翌日…。 「なんだこれは。バカか。こいつらバカなのか?」 城の前には地獄の住民が何万人も訪れていた。 「鬼王様を泣かすと天国へ行けると、住民達の間で噂になっているようで…。」 部下の赤鬼が言った。 あぁ、うんざりするわ。全く。だが、こいつら全員俺様を泣かせに来たんだよな? ちょっとワクワクしてきたぞ! 「まぁいいや。相手してやろう。ただし抽選だ。こんな大人数の相手などしておれん。適当にくじでも作ってやれ。」 「了解!」 赤鬼はそう言い青鬼と話を始めた。 ちなみに「了解」じゃなくて「承知しました」だからな。まぁ別に気にせんが…。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加