恭子

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「馬鹿!馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿」  屋上へよじ登った私へ降り注ぐ罵倒の嵐 「ごめんなさい」  正座させられている私は、頭を掻きながら謝罪を述べる 「なんであんなことしたの!」 「それは薫の為だよ。いや、薫のせいかな」   「ふざけないで!」 「ふざけてないよ。ほら薫、自分は誰にも影響を与えないって言ってたじゃん。でも薫がいなかったら私死んでたかも」 「命綱してたじゃん」 「薫がキャッチしてくれなきゃ、落下の衝撃で切れてたかも」 「だとしても、それを伝える為だけにこんな事」 「だけって、薫ずっと悩んでたじゃん」 「私は、」  薫は口籠った
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