流されてアースワン

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流されてアースワン

 バーニーと転移してアースワンに上陸したウラスジ・ペロリンティーナ、ブリュンヒルデ・レトナシワを大歓迎したのは、アースツー最高の腐女子、ゲイの守り人、ユーリディス・ニルバーナだった。 「ああ!あああああああああああああ!師匠?!そのお姿は?!これではただのオタク女子です!スッキリした顎は勿論、お腹の出っ張りはどこへ?!」  ユーリは腰を抜かさんばかりに驚いていた。 「ほおう。そうかそう見えるのか。私は結果にコミットしたんだな」  デブじゃなくなってブスでもないブリュンヒルデは、ただ服装が不潔なオタク美女でしかなかった。 「憎きクソ犬とプラチナおっぱいと私は永遠に決別する。つまりはリベリオンだ。ジャックポットしてやる」 「なるほど。しかし王陛下から既に師匠に対する拘束指示が出ています。本当に残念です。確保しろ」  たちまち武装した係員に囲まれた。 「ふん。バーニー!」 「ええ?タダでしろと?まずカンチクからです」 「バーニーいいいいいいい?!裏切るのかあああああ?!ええい!我がニャンニャンちゃんを舐め回してよい!」 「へーい。ってあれ?この腕輪は?」 「入国者はこの領事館に転移すると同時に魔法封じの腕輪が」 「スティンガー!」 「凄え!やっぱり外れた!」 「な、何ですってええええええええええ?!」 武装係官を叩き伏せ、ユーリをふんじばって尻に蹴りを入れ、ブリュンヒルデは強引に出国し、姿を消したのだった。  それから一ヶ月。  すっかりアースワンに馴染んだブリ子は、漫喫暮しを満喫していた。  クタクタの赤ジャージ、白いTシャツにノーブラという酷い有り様で、PCでエロ漫画を読み耽っていた。 「んほおおおおおおう!3人娘にボテシーン来たああああ!田崎いいいいいいいいいい!ぎゃあああああ!」  いきなり童貞に襲われた。 「何が田崎だ!カンチク吸わせろおおおおおお!まずお前が孕め!って臭え!風呂に入れ!」 「お前は少しは働けえええええええええええ!ただのヒモだぞお前はああああああ!」 「臭いけど柔らかい!汗とエグい体臭とおっぱい!お前痩せたくせに無防備過ぎ!孕めえええええええええええ!ブリ子とやったら終わる?!終わってたまるかああああああ!ブリボテカモオオオオオオオン!」 「嫌あああああ!おっぱいから手を離せえええええええええええ!パンツに指を入れるなああああああ!ブヒいいいいい!!」 「ブヒブヒ言いながら妊娠しろ!もうそろそろだろ?!待ってたぞその日をおおおお!お前の排卵日を!何が漫喫暮しだああああああ!もっとエロい下着着ろおおおお!」 「させるか馬鹿がああああああ!ブラストフ!!」 「ぐばあああああああ!!」  真下から直上に放り上げるような変形アッパーを顎に食らって、バーニーは跳ね上がった。  5分後。 「追い出されたぞおおおおおおおおおおおおおおおお!!漫喫を!」 「漫喫で孕めとか言ってりゃあ当然だろうに。先生、ウィークリーマンション借りたからそこでしましょう!今日中に孕めば何とかなる!」 「うがあああああああ!田崎いいいいいいいい!」  だから田崎って誰だよ?  バーニーは釈然としなかった。
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