ヘソからアンコウ!?

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ヘソからアンコウ!?

 ヂリリリリン ヂリリリリン 「うんにゃ」  手を伸ばして騒がしい時計をなだめる  全く誰だ、こんな朝早くに目覚ましをセットした奴は。うるさいったらありゃしない  まあ、一人暮らしなんだから昨日の俺なんだけど  今日も憂鬱な1日が始まると思うと、上半身が起き上がる事を拒否し始める。今日はそれが殊更に強い。というか重い  首だけ起こし、自分の腹部へと目をやると  え、なにこれ?なんかぬめぬめのブサイクが 「っわーーあーあーーー」  驚いて飛び起きる。幸い、着地地点は数少ない床の露出している場所だった。 「え、嘘、これ俺から生えてる?」  ぬめぬめブサイクから生えた触覚みたいなのが、俺のヘソへと繋がっている。  男なのに赤ちゃんが!って、俺のヘソに繋がってるって事は、俺がぬめぬめブサイクの赤ちゃんってことになるじゃねえか!  じゃなくて、、、、なんじゃこりゃあああ!  
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