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 無性に出したいのと、もっと奥に入りたい欲求がこみあげて、俺は繋がったまま彼女を倒した。膝の裏を押さえて彼女の脚を大きく広げ、根元まで押し入れる。 「ああっ!」 「里帆……里帆……りほっ!」 「あんっ、あん、はぁっ、あんっ、いっ、あーっ!」  あとはあっという間だった。  なんか色々飛んだので、覚えていない。  真っ白になった瞬間、彼女の中にいっぱい出していた。  夢精をしたことがないと言えば嘘になるので、その痕跡を見たことじたいは驚かなかった。  若干の罪悪感みたいなものも、初めてじゃない。  けど、今回はしばらくベッドから出られなかった。  なんだか本当にしたみたいに身体がけだるいのもあるけど、それより何より恥ずかしくて動けなかったのだ。  たしかに昨日の彼女の赤ずきんのコスプレは、他の野郎も鼻の下を伸ばすだけあって、かわいくて、そそられた。俺自身もちょっとソワソワしてたかもしれない。着ぐるみで隠れてるのを感謝したくらいだ。  けど、だからといって、あんな夢を見るか。
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