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「腹を空かしたリザードマン達か……」
「やってくれるな奴等も」
「という事は、リザードマン達も拠点を抑えるために近くに来ているのか、それとも捕虜にされて餓鬼状態にしたリザードマンを用意しているのか……」
「一筋縄ではいかんか」
礼人とリーフを置いて、四人が渋い顔を見合わせる。
「リーフさん……腹を空かしたリザードマンは、そんなに危険なんですか?」
「はい、リザードマン達だって好き好んで私達を食べようとしません。戦争しているとはいえ、同じ言葉で会話をして、思想を交わせる事が出来る相手です……けれど、余りの飢餓状態になると、彼等は理性を失って……酷い時は共食いすらします」
「……それなら、話は合うな」
礼人は昨夜の事を思い出し「ひどい」「おなかがすいた」という言葉の意味が繋がる事に、目を細める。
フレン達四人の渋い顔を見るに、リザードマンの飢餓状態は相当のものらしく、
「重装を着るローテーションを決めよう」
「あぁ、任せてくれ」
昨日とは打って変わって、ピリピリし始める。
「アフレクションネクロマンサー様、ありがとうございます。飢えたリザードマンが用意されているという情報を事前に知れるのは、助かります」
「オヤジ、俺達は準備してくる」
フレンと彼、ベルガはその場から離れいく。
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