アフレクションネクロマンサー（下書き）

異世界の世界

検査を行った結果は体に異常有りで、血液に結晶が流れているという診断結果が出た。

心臓に何らかの水晶がこびり付き、そこから血流に乗って体中を結晶が体中を巡りに巡っているらしい。

この結晶がマナを伝達する役目を担っているらしく、結晶を除去するためには、心臓にこびりついている水晶を肉ごと切り出さないといけないらしく、現代医術では心臓の肉を切り取って、元の生活が出来る訳も無く、

「人工的に作られたアフレクションネクロマンサーか……」

アニーさんを恨んではいない、あの時ああしていなければ、自分達は全員死んでいた。

生きる方法を最期に残してくれたのだから、心から感謝はしているのだが、

「他の人達も…結晶化してしまったのかな……」

一体どのような実験をしたのか……エルフが霊力を身に付けようとしたのか、それとも、何かを体に埋め込んだりするようなやり方をしたのか……

「霊能者からアフレクションネクロマンサーになった者と、エルフからアフレクションネクロマンサーになった者では……どんな違いがあるのでしょうかね？」

自分は、人工的に作られたアフレクションネクロマンサーの成功作なのかもしれないが、それでもいつかは結晶化して死んでしまう。