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わたしね、以前はよく
もし、あなたが私と
結婚しないで
他の人と結婚してたら
きっともっと
あなたは幸せになれたんじゃ
ないかな、なんて思って
あなたから離れようとしてた
あなたが嫌いなんじゃないの
むしろ、大好き、愛してる
もし、わたし、あなたと
結婚できてなかったら・・・
今ある幸せを手にしていなかったんだよね
でもなんで、そんな「もし」を
あなたに言ってしまうかというと
わたしがあなたを愛している
裏返しなんだな
君はツンデレだね、って
旦那さまはよく言うけど
そんな「もし」を口にしたあと
めちゃくちゃ甘い甘い手紙を書いてた
私は、自信がなかったの
あなたに愛されてる自信が
あなたがあまりに優しくて
家事をいっぱい手伝ってくれたり
私が調子が悪いときは
会社から飛んで帰ってきてくれる
そんなことをしてもらえる価値が
私にはあるのかな、って
今も・・・そりゃ、自信いっぱいって
わけじゃないけど
なんとなく、なんだけど
あなたには私
だったのかなって気がしてきてる
あなたが愛してくれてるのは
ツンデレでもあなたを愛してる
私なんだろうなって
私だって、なんであなたを
好きなのかなんて
正直わからないよ
優しいから?家事をしてくれるから?
でも、反発しあうことだらけで
だって私たち、正反対だもの
でも、なんか知らないけど
私はめっちゃ、あなたに惚れてます
愛されてるから愛してるなんて
ただそれだけとは思えない
あなたという存在に愛があるから
私という存在の愛と共鳴するから
~きっと、あなたには私、私にはあなた、なんだろうな~
*fin*
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