04

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次の日、祝日なのをいいことに僕は真那のアパートへ急いだ。友達のとこに泊まってくると言い残して来たけれど、きっとバレている。何か言いた気な両親は、それでも強く引き留める事をしないまま僕を見送った。きっと大丈夫だと思っているのだろう。残念ながら、僕は初めて会った時から真那が好きだ。姉という括りで見たことは一度も無い。そして血の繋がりも、気持ちを止める理由にはならなかった。 部屋を訪れた僕を、真那は仕方ないって顔で出迎えた。そんな顔をしつつも、僕の為に用意しているお菓子がテーブルに乗っているのが見えている。やっぱり僕に甘い。嬉しくて、じゃれるように真那に抱きついた。擽ったそうにしている真那に更に悪戯していると、勢い余ってベッドに押し倒してしまう。 真那と視線がぶつかり合った。 僕の頬を撫でる真那に「ねぇ、真那。今何考えてる?」って聞いたら。 「私の湊は今日も可愛いなぁ」だって。やっぱり弟としてしか見てないの? 悔しくて、真那の瞼を掌で押さえて…キスをした。真那は驚く様子もなく、僕からのキスを受け入れている。身体を触っても、嫌がる素振りもない。 いつものおふざけの延長だと思ってる? それなら真那が許してくれるところまで、僕の好きにさせてもらうよ…?
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