1Day【The same morning】

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「死人が出た合戦場とかが良かったが…まぁこの時代開拓されてそんな場所は残っちゃいねぇがな」 秋水は片手で手印を組み何かを唱える。 「さぁ構えろ坊主。これから戦うのは歴戦の猛者だぜ?」 空気が変わりじめっとした嫌な風が吹く。 そして黒いモヤが集まり人の形を成している。 姿こそは見えないが確かにそこには居る。 「まずはお前さんのその眼をモノにしろ。じゃねぇと勝てねぇ」 「簡単に言うなよ…」 柾木は影から影斬を出現させ構える。 いつ相手が来ても良い様に中段で身構える。 木々の騒めきが止んだかと思えば柾木は一筋の斬撃を受ける。 刃が空を切る僅かな音で反応できたが相手の姿が見えない。 「何を呆けてる?相手は目の前にいるんだぜ?」 「目の前ったって見えねぇよ!!」
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