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「清川!?お前大丈夫なのか!?」
会議室の入り口。
そこには昇が腕を組み立っていた。
だが、雰囲気がまるで違う。
「確かに俺の姓は清川だが…成る程。この少年の姓も清川か…ふむ成る程な…」
「清川…清川秋水さん?」
しのさんの書物に書かれていた人物。
清川秋水。
柾木の胸は高鳴る。
「いかにも。清川秋水だ。話は全部この坊主を通して見てたさ。ったくあの神様も強情な奴だねぇ。そこまでして俺らに祓われた事が憎いかいあーあぁ嫌になるねぇ全く」
「柾木?この人は?」
美羽はやれやれ問題事がまた増えたと言わんばかりの表情で柾木を見る。
「えっと…しのさんのご先祖様とコンビ組んでた祓い師の清川秋水さんです…江戸時代生まれです」
「江戸時代だって!?いや…肉体は清川君のものであって人格だけが継承されたって事か?海外でもそんな事例がいくつかある…前世の記憶を持って生まれ…」
歩はブツブツと独り言を言いながら自分の世界に入ってしまった。
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