JUDGE31:ζとγ

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「へ?」  まさかγ(ガンマ)さんの方から話しかけられるとは思っていなかったため、変な声が出てしまった。 「な、何かって何を……?」  咄嗟にそう聞き返すとγ(ガンマ)さんは自分で考えろと言わんばかりにそっぽを向いた。 「あ、えっと、じゃあ、どうして、今回私の護衛を引き受けてくれたんですか」  慌ててそう尋ねてみると、γ(ガンマ)さんは再びその瞳に私を映した。 「JUDGE(ジャッジ)に言われたから」  その言葉で会話を何とかして繋げるべく、私は「す、好きなんですね。JUDGE(ジャッジ)さんのこと」と返す。 「好き? 違う。ただ、俺はJUDGE(ジャッジ)に救われた日から、JUDGE(ジャッジ)が俺の全てになった。だからJUDGE(ジャッジ)の命令は聞く。それだけ」
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