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「さ、乗ってくださいねー。JUDGEの元まで連れて行きますから」
そう言って目の前にいる黒い服を身に纏った茶髪の男性は気だるそうに黒い車の後部座席のドアを開けた。
「あ、あの! BLACK JUDGE……ですよね? そのJUDGEって……」
戸惑いつつもそう聞こうとすると、男性は面倒そうに顔を顰めた。
「そういうのは後でいいですから! 俺くん本当は今日休みだったのに、君ちゃんが依頼したせいで急に駆り出されたんですよ⁉ さっさと君ちゃん送り届けて帰りたいんですよ! はい、乗って!」
彼のあまりの勢いに思わず「ご、ごめんなさい」と言ってすぐさま車に乗り込んだ。
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