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文句を閉じ込めたアツアツの小籠包をぶちまけたかのように、ミクはビーワンにあたり散らした。するとビーワンの脳内の一部が点滅を始める。
「チョウシニノリヤガッテ。エエカゲンニセェヨ。オノレがナンボノモンジャイ!」
突然、地面が怒っているような低い声で、ビーワンがキレた。
「うっ……。うわぁーん! パパ〜ッ。ビーワンが脅してくるぅ〜」
「マテ、コノヤロ」
ミクの泣き声を聞きパパが部屋から出てくると、ビーワンは首をグルグル回しながら歩いてきた。その豹変に驚く。
「ビーワン、どうしたんだ? いつものビーワンじゃないな」
「ソガナムカシのコトナンカ、シルカイ。アノ、ナマイキナオンナはドコイッタ」
「おい、ビーワン! 元に戻れよ」
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