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（ったく、危ねえな）
ここまでやられたらさすがの俺も身の危険を感じた。幸いこの店には営業妨害以外の迷惑はかかってない。この慣れた店をなくしてしまうには少しもったいない。なので俺はドンパッチなら外でやってほしいと思い彼らを外に追い出しておくことにした。
「ちょっとごめんよ」
そういって俺は胸座を掴まれているその気弱そうな男の首根っこを引っ張って男から奪い取り彼らがひるんだ隙に走り出す。
「お代置いておくよ！」
もちろん無銭飲食はご法度なので金だけはテーブルに置いていった。
「走るぞ」
だがその男は走り出していなかった。しかもこいつのんびりと俺に「はぁ？」なんて聞き返している。もちろんながら待っている時間はない。仕方なく俺はそいつの首根っこを引っ張って店を飛び出した。
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