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ガチャッ
「ただいま帰りましたー。」
「あ、おかえりぃ〜」
あのよく分からない転校生を理事長室の前まで案内し、生徒会室に戻った俺。
出迎えてくれたのはただ1人。
てかそいつ以外に誰もいない。
なんでやねん。
「はぁっ、くっそあっちぃ〜」
とりあえず冷蔵庫の中からアイスを引っ張り出して、ソファーに座っているそいつの隣にドカッと座った。
他のメンバーがいないから楽にできる。
自由って最高。
「あーガリガ〇君、うまぁ…」
「で、どうだったぁ?転校生くん。可愛かったぁ?」
資料整理をしていたそいつは、手も止めず興味無さげに聞いてきた。
いやお前、出迎えた第二の言葉がそれってどうなの
「んー?あー、まぁ可愛いんじゃねぇ?」
ガリガ〇君の美味さをゆったり感じながら適当に答える。
すると手を止めて、びっくり、って感じでこちらを見てくるそいつ。(あ、まって俺、語彙力無さすぎた。)
「海がそんなこと言うなんて珍しいねぇ〜!んー、俺も後で食堂に見に行ってみよぉっと。」
別に嘘は言ってない。
可愛いかったさ。
…マリモみたいで。
てかわざわざ食堂まで見に行くって、お前は暇人か
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