いーち

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あ、そういえば読者の方々に何も説明していなかったけど、さっき出迎えてきたそいつは、俺と同じ会計という役職に就いている藤堂(とうどう) 亜紀(あき)。 この学園、管理とかするものが多すぎて生徒会に会計1人とかだったら本当に大変らしい。 なので理事長がじゃあ2人でやっちゃえば?っていう風に去年ぐらいから取り入れた。 ありがとう理事長。 お陰様でゆっくりアイスも食える。 つか、 「...なぁ、、なんで会長達いねぇの?」 「あー、なんか問題が発生したらしいよ〜」 「…また?最近多いな。どうせまた親衛隊のヤツらだろ?」 なんで男に男だらけの親衛隊ができるんだか... 「そのとおりぃー。ねぇ、そのアイスちょっとちょおーだい。」 そう言って口を開ける亜紀。 「あ?...しょーがねぇなぁ。ほら。」 「やったぁ〜」 亜紀の口元までアイスを持っていく。 すると手を掴まれておもいっきりガブッとアイスを食われた。 残ったのはほんの少しの欠片... 「ッお、お前!俺が大事に味わって食べてたのに...!」 「あぁおいひぃ〜」 こ、こいつッ 「マジお前嫌いっ!」 「そんなこと言っちゃって、ほんとは好きなくせに〜。ツンデレってやつぅ?かぁわいいっ」 ニヨニヨと笑う亜紀が割と本気で嫌いになった。
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