4671人が本棚に入れています
本棚に追加
あなたと歩む人生
半年後、私達は…結婚した。
式は2人だけで挙げて、家族だけのささやかなパーティーを開いた。
みんなに祝福してもらい、私は…
「菅原 愛莉」になった。
毎日が夢のように幸せで、1日1日を大切に生きていた。
そんなある日、元気だった瑞のお父さんが急に倒れてしまい、すごく心配したけど、でもとても早く回復して元気になってくれた。
安心したのもつかの間、病院の院長として気苦労が絶えない状況に、これ以上ストレスをかけてはいけないと、瑞はお父さんを近くで支えたいと思うようになった。
小川総合病院の院長先生にとても感謝してる瑞にとっては、苦渋の選択だったと思うけど…
でも、真剣に事情を話したら「大切なご両親を安心させてあげなさい」と、病院を去ることを快く了解してくれたようだった。
優しくて立派な院長先生。
瑞は、その事を深く感謝し、さらに尊敬したみたいで。
小川先生には、そのことでまたいろいろ言われたみたいだったけど、もう何も気にしないようにしていた。
最初のコメントを投稿しよう!