恐怖幻夜特急 Sentence.1

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 結局数名(匹)のアリバイは不鮮明になったまま各自部屋で待機をすることとなりました。三号車にいたお姉さん三人組は犯人の可能性が低いと言う事で、誰も部屋から出さないように見張ることになったのです。  完全な密室空間で殺されたのは、七匹の仔山羊の一匹——白の鈴の仔山羊です。  事件当時近場にいたのは赤、蒼、黄、緑、橙の鈴の仔山羊です。そしてカクテルを作ったのは狼のバーテンダーです。  隣の食堂にはマダム、シェフの二人がいました。  さてさて、現状怪しいのは仔山羊かバーテンダーですね。因みに他の人物達が除外されているのは、バーに向かうには食堂を通る必要があるからです。では、その食堂にいたのは? もうお分かりですね。  食堂を通るのなら、。  それを踏まえた上で次の『Sentence.2』をお読みください。
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