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そうは言っても助けてくれる者は誰もいません。みみずたちはみんな、土の中で今日も当番制で土を耕しているのです。非番のやつらはみんな、寝坊して昨日の酒を分解していることでしょう。
「神様! どうか雨を降らしてください。もう二度と深酒はいたしません。二度と若いみみずの足を引っ張ることも、くどくどと自慢話をするのもやめます。どんなに奇麗なみみずにおだてられても、酒なんかもう飲みませんから!」
おいおいと泣きたい気分でしたが、もう身体は乾ききって、涙一滴流せやしません。
「まあ、かわいそうに」
みーくんは天から降り注ぐその声にすがりつきました。
「かわいそうと思うなら、女神様、どうかぼくにお恵みを……!」
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