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素敵な晩は尾を引くようにゆっくりと退出してゆきますが、腹を出して寝ているみーくんは気が付きもしません。いい気持ちで美しい桃色みみずと絡まり合う甘美な夢を貪っております。
「いやんばかん」
「うふふふ。おい、こら、おまえ。そんなに身体をこすりつけたら熱いじゃないか。情熱が過ぎるぞ、このー」
「だってえ。みーくんが太くてたくましいんですもの」
「ふっふっふ、そうだろうそうだろう……いや、待て。流石に熱いぞ。おまえ、ひょっとして熱があるんじゃないか」
「さあね、おほほほほ」
「熱い、熱い……息ができな……あっ!」
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