モノクロハニィ

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モノクロハニィ

    色褪せた視界 ノイズに犯されるように 君は独り、うずくまり   ねぇ。 この詩が、君に聴こえたら   ねぇ。 この声が、君に聴こえたら   色褪せた視界 伸ばした僕の腕に気付いて     腐敗した世界に まだ絶望しないで   僕が君を護るから   ねぇ。 この詩が、この声が 君に聴こえたら   色褪せた視界 君に寄り添う僕に気付いて     君の為。 惜しむモノなどないと 言わせてほしい   腐敗した世界 君を護る為、僕は刃を握ろう   君の為に生きるから 僕の為に生きてほしい     だから、今はまだ その涙を拭わないで     ねぇ。 この詩が、君に聴こえたら   ねぇ。 この声が、君に聴こえたら     色褪せた視界 君の涙を拭わせて  
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