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「あ!ごめん、おねーちゃん。おこしちゃった?」
「あれだけとなりで大音量で聞かされればね!」
「えへへー」とペロッと舌を出すと、「これで何回目よ……」と、呆れた声が返って来た。
月曜日になった深夜。この時間はテンションが最高潮に上がっている、あたしにとってはまさに至福のときだ。
「ったく……私だって仕事あるし、あんたも学校でしょ?」
「あははー、そうでーす」
おねーちゃんは眠そうな目をこすり、アクビをしながら静かにドアを閉めた。
時間なんか忘れてつい夢中になっていたみたいだ。たぶんまた寝不足だ。
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