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私の名前は大畑由美子。
小学校も中学校もほとんど行かなかったので友達と言える人はいなかった。
あだ名でからかわれることはあったが、本名を呼ばれることはめったになかった。
勤めるようになってからは、たまに苗字で呼ばれるようになった。
親はどちらも薬物中毒だった、らしい。親と言っても父親は実の親ではなかった。
母が働いていた飲み屋のお客だった人で、私はいわゆる連れ子。
小さいころから何かにつけ二人に殴られたり蹴られたりしていた。
私はいつも両親の顔色を窺って、叱られないように、ご飯を貰えますようにと、怯えていた。泣くと余計にいじめられるので、ただ我慢していた。
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