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ええじゃないか。ええじゃないか。
ええじゃないか。ええじゃないか
透明にしたい人がいたって、ええじゃないか。
そんでもって、透明にしたってええじゃないか。
でも、物理的に透明にすることは難しいよな。
「冷たい熱帯魚」じゃないんだからさ。
実話をもとにしているとはいえ、フィクションはあくまでフィクションだしな。
でも、でも、社会的に透明にすることはできるんだぜ。
その方法は簡単さ。
その人が誇りを持っている優位性を侵食してやるんだ。
でも、でも、でもって、慎重に、慎重に、慎重にな。
気づかれないように、気づかれないように、侵食するんだ。
真綿でゆっくり、ゆーっくり絞めるように。
日に一つでも良いから、種を蒔いて、その人の周りを満たすんだ。
彼の周りを自分の存在で満たすんだよ。
彼らが微睡んでいるときがチャンスかもな笑
気づいたときには、鬱蒼とした中に紛れてしまう彼らを想像してごらんよ。
透明人間になってしまう彼らを想像してごらんよ。
それは、とても洗練された光景じゃあないか。
まるで、コンクリートを穿つ無数の根のように。
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