この世界について勉強します!ってか、ショウコそれは先に言うべきじゃない!?

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この世界について勉強します!ってか、ショウコそれは先に言うべきじゃない!?

 ノートにはショウコのキレイな字でお金の種類、簡単な言語、魔法についてがかかれていた。 「まず、お金の種類 金札1枚=銀札10枚 銀札1枚=銅貨10枚 銅貨1枚=半銅貨2枚 覚えて」  自分の鞄から小さいメモ帳を取り出して必死にメモをする。 「パン一つで半銅貨1枚くらい。お肉とかだと銅貨2枚。ご飯食べに行けば、銅貨5.6枚で大体食べられる」  なんとなく物価の感覚を理解しながら頭の中で計算する。外食するとして、4人で銀札2枚……1日でなくなるじゃん! 残りのお金!!!! 「次、言葉は、挨拶だけでいい。覚えて。 ×××は、こんにちは。 ×××は、こんばんは。 ×××は、ありがとうございます」  ショウコの言ってる言葉が全く聞き取れない、発音しようにも口が動かない。  やりとりを何十回と繰り返して、ショウコの方が諦めた。  ちゃこの方は、早い段階で飽きたらしく 「プルちゃんいるから大丈夫〜」    なんて言って、ベットでコロンと寝始めてしまった。こう言うところは、猫みたいだなぁ。 「通訳の魔法使おう。次、魔法について」 「魔法が使えるのね!」 「魔力持ちとそうじゃない人がいる。これは調べてもらわないと分からない。だから、明日調べにいくけど基礎知識だけね」 「うんうん」  ショウコの説明を大まかにまとめると大体想像している通り。  それぞれ魔力には属性があって使える魔法は属性による。けれど、属性が違くてもその属性の媒体を通せば変化されて使えるようになる。  火、水、土、植物、光、闇、癒の7属性が種らしい。魔法少女になるために、魔法特訓だ! 明日からだけど…… 「うんうん。好きなことだからマホは飲み込みがいいね」  優しく微笑んで頭を撫でてくれるショウコに笑顔で返す。 「でもなんで、ショウコはこんなに詳しいの?」 「何回か来てる」 「は?」 「おばあちゃんの実家はこっち」 「はぁああああああ!?」  よくよく詳しく聞けば、あの古文書はおばあさんの日記をおじいさんが書き取ったものらしく。  おばあさんはこちらの世界の出身だったが、穴に落ちて私たちの世界に来ておじいさんと大恋愛の末結ばれた。  そして、満月になればお互いの世界を行き来できるらしく長期休暇などの際はこちらに遊びに来ていたそうだ。うん、早く言ってよ! 「とりあえず、ご飯の用意しよ。魔法は明日。食材を買いに市場に行こう」 「ちゃこもいくー?」 「ちゃこもいく!!!!」
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