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第12回 『国王さまと王妃さま』
1時間なんて、こうなると、すぐです。
しかし、王妃さまは、時間をしっかりと見ておりました。
『ふん。先に仕掛けてきたのなら、待ってやる理由はないわ。じい、攻撃してきたら、時間前でも、きちんと、迎え撃ちなさい。』
じいは、それはもう、口にこそ出しませんが、じいと、考えていました。
『なぜ、お妃さまは、このような行動に出たのかしら。おとなしい方だったのに。突然、別人になったみたいだし。おかしい。はて〰️〰️、わからないなあ。』
じい、と、呼ばれるからには、かなり年長なのですが、実際、じいは、お妃さまを子供時代から支えてきた存在でありました。
ただし、月人はたいへんに、長生きなので、まだまだ、元気なのです。
一方、国王陛下と、大臣さまも、同じように考えておりました。
大臣さまの発案で、正規軍の一部を、あえて押し出しはしましたが、まだ、先に攻撃するつもりはありませんでした。
『なにがあったのか。だいたい、だれが、地球にあのようなものがあると、おくさんに教えたのだ?なぜ、あのような行動をするのか。おくさんには考え難いなあ。』
『さようですな。じいが、たぶらかしましたか。』
『いやあ、じいには、そのような性癖はないだろう。しかたなく、付いて回ってるんだ。』
『なるほど。なにものかが、よからぬことに、お妃さまを引き込んでいると、おっしゃるのですな。』
『うん。』
『が、はて、なにものか?』
『大臣さん、調べてよ。』
『はあ、早急に。』
『うん。』
大臣さまは、その場を去りました。
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ふくろうさんの交番(千葉駅前 ピンボケ)
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