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セックス
狭い穴を押し広げて沢井の雄が挿入されると、
「あっ……やだ……あっ……和浩さっ……」
黒崎は大きく頭をのけ反らせた。
ほっそりとした、喉ぼとけの目立たない首。
そのシミ一つない滑らかな肌に沢井が所有の印を刻んでいく。
「……雅文……」
殊更ゆっくりと時間をかけて雄が挿入って来る。
黒崎はもどかしくてならなかった。
もっと深くに沢井が欲しい。
「和浩さんっ……も、や……早く……」
奥深く入れて思い切りえぐるように突いて欲しい。
「だめ……こんなにきついんだから、無理したら壊れちゃう……」
「だいじょ……ぶ、だから……、和浩さん……和浩さん……」
黒崎はうわごとのように恋人の名前を呼び、無意識に雄を締め付ける。
感じ入った沢井の呻き声が耳元へ吐息となって届く。
「……っ……雅文、はわがままだな……。どうなっても、知らないからな……」
そして沢井は勢いよく腰を進める。
「うあっ……ああっ……」
黒崎の体が大きくしなり、大量の精液が二人の腹部を濡らす。
それでも黒崎の性器の昂ぶりはおさまらず、中にいる沢井の雄も硬度を保ったままだ。
沢井は黒崎の体を抱き起こすと、向かい合わせの座位の体位を取った。しっとりと舌と舌を絡ませた後、下から黒崎の前立腺をガンガンに突き上げる。
「あっ……あっ……あっ……」
あまりの激しさに目の前が霞んで来る。
気持ち良すぎて何も考えられない。
「ああっ……和浩さんっ……」
一つに繋がった場所から卑猥な音がする。
その音に耳朶まで犯され、黒崎はまた昇りつめた。
「……雅文……っぅ……」
イッた瞬間、黒崎の内部は強く沢井の雄を締め付けて。
沢井は黒崎の体内の奥深いところへ熱い精液をたっぷりと吐き出した。
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