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当時の担当の鑑識の一人は、定年退職をしているはずだ。
会いに行ってみるのもありだろう。
もしかしたら、忘れているかも知れないが、気になる事を一つずつ消して行く必要がある。
そう思った俺は、事務所を出て、流しのタクシーを停めた。
「★★公園に行ってくれ」
街の中で、一番大きな公園。
その近くに住んでいる事は、知っている。
覚えていたなら、ある意味ラッキーだが忘れているなら、また一から気になる事を紙に書いて、消していく必要がある。
今は、インターネット時代だと言うが、俺はアナログ人間だ。
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