drop06 ライフスパン

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大剣を構えるパークを、ヘヴンが制した。 「だめよ。タイミングがずれたら、そこで終わり。 万が一、パークがやられても、魔王にとどめは刺せないわ」 「じゃぁ、どうするんだ?」 「私の寿命を使う。これでライフスパンは9になる」 ヘヴンは、タンバムを優しく撫でる。 飛龍は悲しげに一啼きし、ライフスパンの表示を9にした。 「皆、良いパーティーだったわ。ありがとう。絶対にレイドを斃してね」 「良いパートナーだったよ、2人共」 ダミーは最後の砲撃を行った。 タンバムのライフスパンが0をカウントし、風景に溶けた。 9つの尾が伸び、寸分違わぬタイミングで、ゴレームの『א』を消し去った。 ゴーレムは大量の土砂となり、一気に朽ち果てた。 タンバムは満足そうに優しく地上に着地した。 こうして、300歳の若い飛龍と25歳の龍召喚司は短い生涯を閉じた。
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