可愛くない人質の泣かせ方

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可愛くない人質の泣かせ方

https://estar.jp/novels/25705961 妄想コンテスト「私が泣いた理由」応募作品。 泣いた理由って、ものすごく難しいな〜って私は思っていました。 泣くって、相当のエネルギーじゃないですか。 そこには多分、相当の感情が凝縮されているはずで。 それをたったの8000字で説明できるのか? と。 あー無理。私には無理。そんな筆力ねーわ! 一旦匙を投げました。 でも、 「くだらない理由で泣く話なら書けるかも?」 と発想を転換させて書き上げたのがこの作品です。 短編によっていつも作り方が違うんですが、 今回は、テーマからオチを発想して、 オチに至るまでの経緯を考えていきました。 まず最初は「玉ねぎが目にしみて泣く」から始まり 激辛ラーメンで泣く、に至りました。笑 発想の元となるのは本当にありがちなところからです。 しかし、勢いで何とかしました!😆 とにかく主役の犯人を絶叫させました!🤣 舞台はラーメン屋と決め、コントのノリで作ってみました。 ものすごく簡単な起承転結までのプロットを作り、 あとはアドリブで行きましたね。 ちなみにこれがその時のプロット。 (ネタバレ嫌な人は飛ばしてください(^人^)) 男の子が誘拐される。 犯人の男は身代金の電話をかける直前、男の子を泣かせようとするが、男の子の身の上話を聞いて逆に自分が泣く始末。 そこでとっておきの身の上話をして男の子の涙を誘うが、男の子は泣かず。 腹が減ったというのでラーメンを作ってやったら、男の子、それが激辛で泣く。 「そこで泣くのかよ!」 私のプロットはいつもこんなもんです。 プロットを書くと、私の場合、 だいたいどれくらいの分量で書き上がるかが分かります。 予想を超えて増えたりすることはあんまりないですね。 プロットの量が多くなると、本編の量も間違いなく多くなります。 感覚的なものですが、 作品にはそれぞれちょうどいい形とか大きさがあって、 それは最初から決まっていて、 私は、作品の声を聞きながら、 作品に形を教わりながら、掘り出していくんです。 掘ってみてから、 「あっこんな形だったの?」 と思うこともたまにあります。 長編だと特にそういうことがありますが 短編ではあまりないですかね。 この作品もそんな感じで思い通りに作れたかも。 でも、あまりにも笑いの方向へ振り切りすぎてて ちょっと恥ずかしくなりまして 投稿をためらっていましたね笑 私の清楚で文学的なイメージが 壊れちゃうのでは!!! と( ゚Å゚;)!! 誰だ今笑ったやつ。先生、怒らないから名乗り出なさい。 話を戻しますが。 投稿するのを迷っていた時、背中を押してくれたのは いつもかっこいいイメージの福川永介さんhttps://estar.jp/users/148522702が 笑いに振り切った短編を書いてくれたこと。 思わずツイッターでお礼を述べましたら、 素敵な感想を送り返していただきました。 福川さんありがとうございまーす!!(≧∀≦)✨ おかげで初日にコメディー部門で日間1位になってたような気がします! ありがたやありがたや(^人^)💖
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