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面会の日
「初めまして、清躾廼斗と申します」
「雪奥麗でございます、宜しくお願い致します」
お辞儀の角度良し、声もリクエスト通り。
その後食事をした。
私のデーターをしっかり読んでいた様で好みの高級インド料理店に行った。
「麗さんは辛いのがお好きでしたよね?」
「はい、すみません。あまり得意ではないと伺ってましたのに気を使っていただいて」
と彼の好みのしっかり者だけど物静かな話し方に徹した。
そして私の要望通りかチェックをする。食べ方良し、会話のテンポも問題無い。
「あのぉ至れり尽くせりの結婚相談所も困る事ありますよね?聞く事とか話題が…」
気まずそうに彼が話すけど、嫌な感じはない。本当にこの人ならと思った時。
「麗さん、食事が終わったら二人きりになれる所に行きませんか?」
「えっ!いきなりですか?」
「はい、僕カラオケ好きなんです」
「あっ、は、はいそうでしたね」
確かに書いてあった。でもまさか初日にはと思い詳しく読んでいなかった。こんな時は『?』だ
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