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女子攻略部、始動
「今回の攻略対象は、この五人!」
そう言って黒板に貼られたのは五人の女子の写真であった。
「まずは3年優等生系女子・北園 遥。攻略担当はシロウ、お前だ」
「うっしゃあ!」
「次に2年ギャル系女子・白石 亜希子。攻略担当はタクマだ」
「任せろ」
そう言って部長・リョウスケによって割り振られた女子を攻略するのが我が部の目的である。
俺らは全員イケメンであるにも関わらず、モテた試しのない残念男子の集まりだ。
俺らの願望はただ一つ「モテたい」、それだけであった。
ならばどうすれば女にモテるのかを知らなくてはならない。
そんな秘めた思いを抱えて集まったのが俺たち女子攻略部だ。
もちろん非公式の部活であり、誰にも明かしていないトップシークレットな活動だ。
欲望を現実のものとすべく、まずはタイプ別の攻略法を情報収集するために俺たちは動き出していた。
そしてこれは第一回タイプ別女子攻略のために、それぞれ担当を割り振られているところである。
俺こと、高藤 ヒカルはどんな女子が割り振られるかにドキドキし、部長であるリョウスケの選定を待っていた。
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