■相原編・後日談1:誕生日プレゼント

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 繊細な舌の動きに合わせるように、吐息とともに囁かれて、沙和はひくっと体をおののかせた。相原は本当に、一気に沙和を追い込んでくるのが上手だ。背中への愛撫一辺倒なのに、沙和の息はすぐに上がってしまう。 「自分が贈ったものを脱がせると興奮するというのは、真理だな」  感動したかのような声音で相原がしみじみと呟くから、沙和はもう観念して「ワンピース……シワにならないようにしてね」とだけ添えたのだった。
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