プロローグという名の自己紹介

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 私が小六になったばかりの時、額の第三の目が覚醒して妖力を手に入れた。その妖力で私は異世界の『妖魔界』に行けるようになり、そこで生活することになった。  でも、人間界には家族がいる。  そこで、私は――いや、『私たち』は妖魔界と人間界で別々に生活することにした。  人間界には『身体』を残し、そこに十分の一だけ『魂』を入れた。  魂だけでも生きられる妖魔界には、残りの十分の九の魂を送った。  妖魔界に送った方が、妖魔界女王のマイナーレ。  人間界に残った方が、この私、小林(こばやし)麻里菜(まりな)なのだ。
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