正義が悪に変わる時

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 祖母と2人暮らしの雅之は親がいないハンデにも負けず、祖母に沢山の愛情を貰いながら、また雅之もそんな祖母のためにできる限りの事を小さい頃からやってすくすくと育っていった。  ・・雅之高校2年の夏・・ 「ばっちゃん無理しなくていいよ!俺があとは洗っておくからさ」 「そうかい?ありがとうね。じゃまーちゃんにあとは任せたよ」 段々と足腰が弱くなってきた祖母の代わりに食事を作り、そして皿洗いなども雅之はこなしていた。今では家の掃除から買い出し、風呂やトイレ掃除、料理までなんでもこなせるようになっていた。それだけではなくバイト代のほとんどを家に入れ生活費の足しにしながらも自分自身の必要な物までも買っていたのだった。
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